2021年01月08日

もう早や一年経ちました

 あんじゅが亡くなったのが一昨年の12月31日。

一年の最後の朝に静かに逝った。

それからちょうど一年経ちました。

あんじゅが食べていた「ユーカヌーバ11歳以上」というドッグフード。
もう賞味期限も切れて、誰かにあげようと想ったけれど
それもできません。捨てます。

あんじゅが最後までお気に入りで使っていた
座布団。
においが染み付いて、オシッコも染み付いて
仕方ないので、捨てました。

どんどんとあんじゅの気配が消えてゆきます。
仕方ないことだけれど、仕方ないことです。

寂しいことだけれど、新しく来た六花に
手が掛かりきりです。
毎日、バタバタと大騒ぎで暮らしてます。

そんな私たちをあんじゅは、どこかで見ていてくれるかな?
やんちゃな六花を「めっ!」と叱ってくれているかな?

昨年の年賀状には、あんじゅのことは載せることはできませんでした。
だから、今年来た年賀状の中には
「あんじゅは元気ですか?」と書いてくる人もいます。
そんな人は、今年の年賀状を見てびっくりしてますね。


  


Posted by みなと部長 at 13:28Comments(0)飼い主の述懐

2020年02月19日

花より団子なんだけどね


ダンナがLineで
「今日はあんじゅの四十九日だよ。」
と送ってきた。

そうか・・・・・・・
あんじゅが亡くなったのが12月31日。
数えると今日なのか。

どうしたらいいのかな?
人間なら法要とかやるんだけれど、
ワンコの場合は宗教とも関係無いし・・・・・
(まあ、四十九日っていう考え方自体が仏教なんだけど)
という矛盾を抱えながら

お花を供えて、あんじゅが好きだった食べ物を食べよう
と思った。

お花を「松本フラワーセンター」へ行き
買ってきた。

あんじゅは、ピンクや赤のリボンが似合わない子だった。
トリミングを終え、リボンを付けてくれたのだが
ど~も似合わない・・・・・・・
可愛い顔をしているんだけれど、
何故か似合わなかった。

だからお花もピンクや赤のイメージが無い。
ということで、とても変わった色の花を買ってしまった。



花は「サイネリア」という名前。
鉢植えだから1ヶ月くらいは咲いているそう。

そして、こちらは切花。



カスミソウと青いカーネーション?
を買ってきた。
(黄色の花は以前に買ったもの)

この青い花は染めたのだろう。
茎の部分にインクが溜まっている。

普段スーパーで買えないものを買ってしまった。


そして、夕飯にあんじゅの好きだった
「マグロ」と「サーモン」の刺身と
「鉄火巻き」を買ってきた。

残念ながら「納豆巻き」は売り切れていた。
(本当は納豆巻きの方が大好物だった)

偲ぶと言っても、特に特別な話をしたわけじゃあない。
六花さんが隣にいて、そちらの方の話題ばかり。

昨日、六花さんは
「持ってこい」ができた。

ふわふわのボールを投げて、くわえて持ってこさせる
という芸の一種。

キレイにやってのけた。

これは、きっとあんじゅが乗り移ってやらせたに違いない。
あんじゅの得意な芸だった。

あんじゅはきっと私たち、六花さんを
上の方からずっと見ていてくれている。

私たちもあんじゅのこと、忘れないよ。
  


Posted by みなと部長 at 10:29Comments(0)飼い主の述懐

2020年02月12日

もうすぐ四十九日なんだね


 あんじゅが亡くなってもうすぐ四十九日を迎える。

この連休に、新たにきたワンコ・六花のために
あんじゅがずっと一日いた部屋の掃除をした。

完全にトイレシートをはがし、毛布。タオルを
押入れにしまった。

床を拭き、窓ガラスに付いていた
あんじゅの鼻汁も拭き取った。

どんどんとあんじゅの足跡がにおいが消えてゆく・・・・・・

少し前にあんじゅの寝床だった
ビニールプールもスマホサイトで販売してしまった。
キレイに洗い、拭いていた時に
自然と涙がこぼれた。

自分の記憶の中に残るから
と思うのだが、それすらも怪しい・・・・・
物忘れが激しくなってきており、
あんじゅとの想い出も忘れてしまうんじゃないかと
危ぶまれる。

そんなのは寂し過ぎると思ってはみても
これはどうしようもない。

骨壷をなぜてみるけれど、硬く冷たい。
返事もない。

あんじゅは本当に私たちが話す言葉を理解していた。
「おいで」と呼びかけるとすぐに傍に来た。
そして、抱っこしてと 私の腕の中に納まった。

そんな阿吽の呼吸があった。
新しく来たワンコはまだ赤ちゃんでそんなことも
当然理解できないし、おいで と言っても
来てはくれない。

比べてはいけないとわかってはいるが
どうしても比べてしまう。

よく名前を呼び間違う。
つい、あんじゅと呼んでしまう。
それはダンナも一緒。

19年間呼んできたもの
早々には変えられない。

心の穴は新たなワンコでどうにか埋まっているように
思うが、埋まりきらないところはどうしてもある。


  


Posted by みなと部長 at 12:44Comments(0)飼い主の述懐

2020年01月28日

愛情の深さの測り方


 だんだんとこのブログの更新の間隔が長くなっている。

あんじゅについて、記載すべきことがないから
ではない。
つい、哀しいことばかりになってしまい、
読み手にとっては辛い、哀しい、読み物になってしまうのでは
と思い、あまり書かないようにしている。


昨夜、常会の飲み会があり、参加した。
そこで「あんじゅ」の話が出た。

亡くなったことを話し、今も遺骨は家にある ということ
新しいワンコが来たことを話した。

すると
「俺んとこは半年くらい悲しんでたよ。
遺骨も庭にいけた。」
「すぐに新しい犬が飼えるなんてそれだけ愛情が
なかったんじゃねえか。」
と言われた。

人には悲しみ方、別れ方がある。
たぶんこのおじさんはそういうかたちで
ワンコと別れたのだろう。

それはそれでありだし、当然だとも思う。

だけど、そうじゃないから愛情が深くない
と結びつけることには、猛然と憤慨した!


そう思ってもらってもいい。
人には人の感じ方、考えがある。

だが、それを違うからと言って
違う人の前で言わないで欲しい。
家に帰って、奥さんにつぶやいてもらえばいい。
「俺にはできないことだな」と。


他にもそう思っている人がいるかもしれない。
1週間も経たないうちによく新しい犬が飼えるね、と。
前のワンコが可哀想 と思っているかもしれない。

だけど、それでいいと思う。
私達には私達の悲しみ方、別れ方、乗り越え方があるのだ。
人には人それぞれの悲しみ方、乗り越え方があるように。



日曜日にあんじゅがまだ5歳くらいだった頃の
ビデオを見た。
北海道旅行
沖縄旅行
家で芸をするあんじゅ

ビデオの中に元気で、可愛いあんじゅがいた。



  


Posted by みなと部長 at 10:30Comments(0)飼い主の述懐

2020年01月19日

お世話になった動物病院

 あんじゅが10年間お世話になったのが
松本市村井の「石川犬猫病院」さん。

その病院から昨日、お手紙が届いた。

何か支払いが足りなくて請求書でも来た?
と思ったら、看護師さんの一人の方が直筆でお手紙を
下さったのだ。



あんじゅの通院の時のこと、
入院した際のこと
本当によく知っている方が書いて下さっているな
と思った。

あんじゅは本当に頑張り屋さんだった。

高齢になり、麻酔もリスクが高くてできずに手術をした。
(局所麻酔と麻薬で対処)
痛かったと思う。
それでも、頑張った。

そして、奇跡の回復力で復活してきた。

そんなあんじゅに寄り添ってくださったのが
獣医さんと看護師さんだった。


あんじゅは、私たちがいると私たちにべったりだったが
入院したりして私たちの姿が見えなくなると
全く違う顔を見せていたようだ。

看護師さんたちに愛想良く、
可愛がってもらっていたようなのだ。

だから病院に行くと看護師さん達は
「あんちゃん~」
と呼びかけてくださった。


この手紙を読み、そんなあんじゅのことが想い出され
初めて私は声をあげて泣いた。

わんわんと、おいおいと泣いた。




今日、新しくきたわんこ六花のワクチン接種で
石川さんへ行くことになっていた。

朝早く起きて、ロールケーキを焼いた。
お世話になった先生や看護師さんに渡すために。




箱に絵を描きました。
偽らざる本当の気持ちです。

お世話になりました。
ありがとうございました。

  


Posted by みなと部長 at 14:35Comments(0)飼い主の述懐

2020年01月17日

あまりに大き過ぎて


 もう繰言は言わない と言いつつ、
ここに向かうとつい後悔の念がほとばしる。

あんじゅが亡くなって17日が経つ。
市役所へも登録抹消の手続きを済ませた。
昨年はあんじゅは狂犬病の予防注射は打てなかった。

最初に通知が来て、獣医さんに相談したら
「待ちましょう」と言われ、
次に市役所より黄色の葉書が届いた。(イエローカード)

最後に赤い葉書(レッドカード)が来た。
市役所の係の人に聞いたら
「狂犬病の予防注射は法律で義務化されているので
必ずやってもらわないとダメです。
が、獣医さんから「狂犬病予防注射猶予証明書」を
発行してもらえばその限りではありません。」
とのこと。

それを獣医さんに発行してもらえば、
その年は注射を回避できるのだ。

あんじゅは病気だったので、回避させてもらった。
登録も抹消したので、今年からはあんじゅ宛てに
注射のお知らせ葉書も届かない。


あんじゅが亡くなったのが12月31日。
すぐに火葬をし、
その日の夕方からダンナの実家へ出掛けた。

ダンナのお兄さん一家もいて、賑やかな年末年始だった。
そんなこともあり、ゆっくりダンナとあんじゅについて
話すことがなかった。

お正月終わっても、今度は新たなワンコ探しに
奔走し、迎えて、ばたばたと過ごし
ゆっくりと話す機会を失っていた。

時折、一人で家にいて
あんじゅの遣っていたブラシの
あんじゅの抜け毛を掃除している時
いろいろと想い出して自然と涙が落ちてきた。

毎日がそんな感じだ。

でも、まだあんじゅのために大声をあげて
泣いてはいない。
何故かそれができない。

最後の前日に病院で一度、心臓が止まりかけたとき
大声をあげてあんじゅに呼びかけた。

そしたらあんじゅは戻ってきてくれた。

その時にお別れをしたんだよ
と、ダンナは言う。

そうなんだね。
その時がお別れだったんだね。
大きな声で呼んだら帰ってきてくれたんだね。



だからもう泣かないでってあんじゅは言っているね。


ああ、もう出来すぎのあんじゅだ!
なんてワンコだ!


階下で新しく来たちびワンコが啼いている。
寂しくて啼いている。
あっちに行ってもいい?
こんな時、きっとあんじゅはソファの上にねそべって
上目使いで一瞥するだけ。

ふんじゃ、ちょっとちびすけを見てくるね。



  


Posted by みなと部長 at 09:47Comments(2)飼い主の述懐

2020年01月11日

あんじゅの気配が消えてゆく


 あんじゅいない生活11日目。

今までも入院の多い子だったので、いない状況も慣れていた。
私の父が亡くなった時に船会社の人が
「お父さんは今もどこか外国の海の上にいると思ってください。
航海に出ていると思ってください。」
と言って下さった。
(みなと喫茶部のブログでも書いたけど)

そんな感じなのかもしれない。
また入院している くらいな感覚なのかもしれない。

2階の寝室と続き部屋の物干し部屋に
あんじゅはいつもいた。

もうトイレの場所もわからなくなり、
部屋中でトイレをしてしまっていたので
仕方なく部屋中にトイレシートを貼った。

あんじゅがトイレをした箇所を切り取り、
また新たに貼り という毎日だった。

足を引きずって歩いていたので、
テープで貼り付けたトイレシートはすぐにズレ、
また貼って という具合。

毎日ダンナは会社から帰って
30分はトイレシート張替えに時間を費やしていた。

そんなトイレシートも不要となったので
はがしている。

だが、あんじゅの残り香の原因もこの
トイレシートであったのだ。

あんじゅのにおいの染み付いたトイレシート
それがはがされてゆく。

当然ながら同時にあんじゅの残り香も消えてゆく・・・・・

寂しいけれど仕方ない。
いつまでも貼り付けておくわけにもゆかない。


物干し部屋にあんじゅが使っていた
タオルやら毛布やらが積み上げられている。
子供用のプールも空気を抜かれ、形もなく置かれている。

あんじゅは本当ににおいの少ないワンコだった。
犬特有の生臭いにおいもなく、
あんじゅに顔をくっつけてにおいを嗅いでも
お日様のような、ちょっと埃っぽいようなにおいがした。

あんじゅの使った毛布やタオルを毎日毎日
洗濯をしていた。
(必ずと言っていいほどオネショをしたので)
その仕事も今は無い・・・・・


あんじゅの気配を消す仕事
やりたくないけれど、やらねばならない。


  


Posted by みなと部長 at 10:49Comments(0)飼い主の述懐

2020年01月08日

もう1週間経ちました


 あんじゅがいなくなって早や1週間。

いつも毎年あんじゅと一緒に行っていた
松本の四柱神社の初詣。
今年はダンナと二人きりで行ってきました。

そこで引いたおみくじは
『大吉』

なんということでしょう!
2020年は何かいいことがあるのかな?

そこに書いてあった文章
「ときくれば枯れ木と見えし山かげの桜も花の咲き
においつつ」

意味は、
初めは寂しい冬枯れの景色で、この先どうなるのだろうと
気遣うも、春になり花の咲くがごとくに時を待てば
必ず良いことがある」

願い事のところにも
「初めは思わしくないけれど、後は必ず良し」 
とある。


今は哀しいばかりだけれど、後になればきっと楽しい
良いことが待っている一年になるのかな?



あんじゅのいない部屋
あんじゅの残り香が漂う。
これも1ヶ月も経つと消えてしまうのだろうか。

あんじゅの気配が徐々に消えてゆく。

あんじゅとの19年間はあまりに長く、重い。


  


Posted by みなと部長 at 12:08Comments(2)飼い主の述懐

2020年01月04日

繰り言は言わない


【繰り言】
  飽きもせずに何度も繰り返して、泣きごとや不平不満を言うこと。
 くどくどと愚痴ること。 また、その言葉。


あんじゅは果たしてこれで良かったのだろうか?
と、ふと考える。

あの時の手術をしてなかったら とか、
あの時にあんなものを食べさせなかったら とか、
もっとこうしてあげれば とか
思い出せばきりがない。

でも、自分たちで考え、悩み、
その時のベストをあんじゅのためにと思い
決断し、決定してきた。

それだけは自信がある。

全てはあんじゅのために。

だから繰り言は言わない。


あんじゅは私たちの元に来て
きっと幸せな一生だったんだと信じている。


あんじゅのことを書いたブログが散逸しないうちに
まとめておこう。

一番古いブログはこのナガブロにあった
「ルリハリのドールな毎日」のなかの「うちのわんこ」
というカテゴリーに5編。

アメブロの「るりはりのブログ」の「ペット」というカテゴリーに23編。

どちらも8歳のあんじゅの脳にできた病気のことが書いてある。
(2009年のこと)

あんじゅの沖縄旅行編はどこにいったのだろう?
ライフジャケットを着て、宮古島の海でカヤックに乗ったあの日のこと。
写真はとってあるはずだ。
HDに残してあるはずだ。
ビデオも撮影して、とってあるはずだ。

あんじゅの可愛い姿
永久保存版です。



これはいつの沖縄かな?
  


Posted by みなと部長 at 16:55Comments(0)飼い主の述懐

2020年01月03日

正しいワンコの見送り方

 年末にあわただしく、あんじゅを火葬し
そのまま骨壷を持って
ダンナの実家に行き、年末年始を過ごしてきた。

「正しいワンコの見送り方」
なんて、あるんだろうか?

人間と違い、24時間は火葬にできないとか、
火葬許可証はいらないし、
菩提寺はどこだとか、
お墓はどこだ
という法律もきまりもルールも無い。

人間のそれに準ずる という感じだろうか。


あんじゅの場合は、とにかく年末で火葬場がお休みに入っており、
一番早くて山梨のペット火葬社が1月2日に対応してくれる とのこと。
松本市の市営火葬場は既に正月休み明け予約がいっぱいで
6日まで対応ができない と。

1軒だけみつけた塩尻市・吉田の「久遠」さん
午後3時ならば可能 ということで
お願いした。

もし、ここがダメな場合は
ドライアイスの手配をしようとしていた。

ドライアイスは、豊科にある「安曇野グループ」さんが
1kg単位で売ってくれるとのことだった。

法祥苑さんも売ってくれるようだが、
販売単位が3kgづつということで、
ちっちゃなワンコの場合、そんなに量は必要ではないので
もしお正月明けということであれば
安曇野グループさんにお願いしようとしていた。

いろいろとネットを調べてみたり、
獣医さんのところでも亡くなったら という資料をいただり
その中にはペット葬儀を請け負う業者さんが
多くいることがわかった。

棺も本来ならば用意せねばいけなかったのだろうが
仕方ない、スーパーからもらったダンボールで間に合わせた。

そうだ、花!
と思い、慌てて花屋さんに駆け込み、花を買ってきた。

火葬前に準備できたのはそこまで。

お線香の替わりに、京都で買ってきた私の好きな香を焚いた。


あんじゅは火葬から帰ってきた時は、骨壷に入っていた。
骨壷にかける袋はいくつか火葬社の方が持参しており、
その中から巾着型でピンクの可愛いものをダンナと一緒に選んだ。

ペットの火葬は体重ごとの料金体系になっていた。
あんじゅは最後は3.9kgだった。
18,000円だった。
(火葬代、骨壷、骨壷カバー・写真立て付き)

この料金は、移動火葬車が火葬社で行う場合の料金で、
自宅で ということになるともう少し割高になる。
自宅で、というと電源を取ったり、と準備が必要で
時間もかかるようだ。




ペットの正しい葬儀の仕方
なんてのは無いのだと思う。

ペット専門葬儀社というのもあるようだが、
なんだか商業ベースにのっかるのも・・・・
と思い、自分たちの手でできる限りで送ってあげればいいようにも思う。

私もいつかはこういう日が来るかと思い、
どうすべきかと気にはなっていたが、調べるまではできなかった。
でも、いざその時が来た時には慌ててしまう。

ああ、あそこにあんなことが書いてあったな
と、このブログを見た飼い主さんが思い出してくれたらと思い
これを書いている。


  


Posted by みなと部長 at 16:59Comments(0)老犬のあれこれ